2013年1月24日木曜日

2013都民芸術フェスティバル 日本フィルハーモニー交響楽団


◆2013都民芸術フェスティバル

オーケストラ・シリーズNo.44 日本フィルハーモニー交響楽団


2013年1月30日(水) 19:00開演

会場:東京芸術劇場 コンサートホール


出演:

指揮:アレクサンドル・ラザレフ
ピアノ:後藤正孝
管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団

曲目:

チャイコフスキー:歌劇「エフゲニ=オネーギン」作品24から ポロネーズ
リスト:ピアノ協奏曲第一番 変ホ長調
  ピアノ独奏:後藤正孝
ブラームス:交響曲第四番 ホ短調 作品98

>チケット購入・お問合せ:日本演奏連盟事務局 03-3539-5131

A席:3,800円 B席:2,800円 C席:1,800円

#20130130


ボリショイのマエストロとして一世を風靡したアレクサンドル・ラザレフが日本フィルの指揮者になってはや足掛け5年。オーケストラとの関係も着実に深まる中、震災による中断も乗り越えてプロコフィエフの交響曲全曲演奏を見事成功させたのは記憶に新しいところです。今回はそんな彼らがドイツものを演奏する都民芸術フェスティヴァルの公演をオススメします。

え?ロシアもの「が」いいんじゃないのか、ですか?えっとですね、マエストロのサーヴィス精神や劇的感性があまりにも強く印象に残るものだから、その強靭な意志を感じさせるドライヴが圧倒的なものだから、ついその音楽がいろいろと仕掛けに満ちたものであるように語ってしまいますけれど、音だけで聴いたらラザレフの音楽はストイックと言っても差し支えない、最高に引き締まった造形が美しい音楽なんですよ?その彼が、コンビネーションの熟成深まる日本フィルと形式に拘泥したブラームスの交響曲を演奏するのですから、いいに決まっているじゃありませんか!(笑)ソリッドな切っ先の鋭さに、いわゆるブラームスらしさとは別のものを感じるとしても、そこには間違いなく、ブラームスの楽譜から読み取られた、力強い音楽が鳴り響いていることでしょう。ぜひ、先入観によらない聴取をしていただきたい、とひとりのファンとして切に思うのです。

また、リストの協奏曲にソリストとして登場する後藤正孝は第9回フランツ・リスト国際ピアノコンクールで優勝した期待の若手。彼の演奏を今のうちに聴いておくのも楽しみ方ではないでしょうか?ラザレフ&日本フィルとどういう共演をするのか、期待しましょう。

なお、都民芸術フェスティバルは普段のコンサートよりお値打ちなチケット料金ですので、彼らの演奏を聴いたことがない方にお試しいただくにはいい機会なのではないかと!

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え?どうしてもロシアものがいい?ううん、プロコフィエフ・チクルス終盤から並行して演奏してきたラフマニノフの交響曲全曲演奏も今回の第三番で完結します。でもこれが、ほぼ完売となっておりますので、ちょっとこれからではチケットの入手は難しい、かと。

ですが幸いなことに、大井町駅そばのきゅりあんで開催されるフレッシュ名曲コンサートで、チャイコフスキーの交響曲第五番を演奏するコンサートがございます!もしラザレフ未経験で、ロシアものから聴いてみたい!と思われるなら最高の入門になるのではないかと。
そうか、ラザレフの第五番といえば第一楽章のあれ、ですね…(含笑)

そんなわけで、管理人はアレクサンドル・ラザレフ&日本フィルを応援しております!

文責:管理人

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