2012年12月31日月曜日
NHK交響楽団 第1745回定期演奏会 Cプログラム
◆NHK交響楽団 第1745回定期演奏会 Cプログラム
2013年1月11日(金) 19:00開演、12日(土) 16:00開演
会場:NHKホール
出演:
指揮:デーヴィッド・ジンマン
管弦楽:NHK交響楽団
曲目:
マーラー:交響曲第七番 ホ短調
>チケット購入 ※10/28一般発売
・お問合せ:N響ガイド 03-3465-1780
S席:8,500円 A席:7,000円 B席:5,500円 C席:4,500円 D席:3,500円 E席:1,500円
#20130111
#20130112
今月は、近年精力的に数多くの全集録音をチューリヒ・トーンハレ管と行っているデイヴィッド・ジンマンがN響のポディウムに登場します。予定されている複数のプログラムの中でも、管理人がオススメするのはマーラーの交響曲第七番を演奏する第1745回定期演奏会、Cプログラムです(11&12)。
ジンマンのマーラーは、録音から判断する限りではいわゆる後期ロマン派的なマーラー像から一度離れて、楽譜の読み込みから音楽を作り上げる、より客観性が際立つアプローチで一貫しています。優秀な録音とあいまってより冷静な語り手により示されるマーラー、「自分のイメージと違う」なんて遠ざけておくのはもったいないと思いますよ!特にも今回演奏する、曲自体の構成が独特で、演奏によっては脈絡が錯綜したままになりかねない交響曲第七番を、熟練の手綱捌きでこの曲の新たな姿を示してくれるかもしれない、と期待しているのです。
なお、他公演では「美しきエレーヌ」こと(私がかってに呼んでます)ピアニストのグリモーを迎えてブゾーニにシェーンベルク、そしてブラームスによる、器楽から見た後期ロマン派の潮流を示してくれますのでそちらも注目です。サントリーホールのBプログラム公演(16日&17日)は完売とのことですが、足利でも同プログラムの公演が行われます(19日)ので、近隣の方はぜひ。
文責:管理人
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